また駅伝かよと思ったら他局の放送だった。
年が明けたということは今の仕事も終わりを迎える頃合い、
戦いから解放される喜びと収入を失う寂しさが同時に去来する、
仲間との別れとかは別に割とまったくどうでもいい。
まあ自分には作家デビューのエンディングが用意されてるだろうから、
他の連中と違って将来については問題ないはず、
こういうのは序盤から着実にフラグを立てといた奴の勝ちなのだ。
後は人魚を事故に見せかけて始末すれば背中の秘密も守れる、
うっかり入れ替わらなければ知られることもなかったのに、
使うつもりだった記憶除去装置は今後廃棄される可能性が高いし、
口の軽そうな女をいつまでも生かしておくほど私は甘くない。
ともあれまずは優等生らしく受験を見据えて勉学に励んでおこう、
FランのP高しか選択肢がなかったバカヤンキー先輩の轍を踏まぬよう、
創作ノートは一旦閉じて買っておいた参考書を開いた。
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