
天使以外の何者でもない。

そしてこの鉄壁である。

(何を書けと…)
本作についての感想やらつぶやきやらを拝見してると、
書きにくいという意見がなんと二人中二名様から!
まあその気持ちは同じく書いてる身としてはよく理解できるので、
今回はその理由について少し考えてみたいと思います。
まず、一回あたりの脚本にテーマや帰結らしきものが存在しない。
ゆえに、そこに至るまでの流れとかも見えてこない。
試しにあらすじを書き出してみようと思っても、きっと苦労するだろう。
起承転結になってないわけではないんだが、全体像の把握に困る作劇。
そして、今回はこれ!みたいな、大きい山場が存在しない。
ゆえに、どこを抜き出していいものやら見当がつかない。
独自の切り口で勝負するタイプにとっては、非常に厳しい戦いを強いられる。
その取っかかりを探すのも、それなりに楽しい作業ではあるのだが。
そんな風に、アニメ制作における基本原則をおよそ無視するかのような作風。
しかし、群像劇とは本来そのようなものではなかったか。
特別なイベントなんて、そんなにしょっちゅう起こるもんでもない。
ましてや一本のストーリーになんて、きれいにまとまってるはずがない。
これはまさしく、若者たちのリアルな日常を淡々と描く作品なのだと。
好意的に解釈するならば、それがジュンジなりの返答なのだと。
決して実力的にアレとか才能面でアレとか言ってませんとも。
だから止め絵は手抜きじゃなく演出だっつってんだろ!いい加減にしろ!
にほんブログ村
スポンサーサイト