
メガネにピントを合わせろよ。

さらに指メガネをかけていくスタイル。

第一発見者メガネ。

戦意喪失メガネ。
絶対助けに行く展開と信じてたのにー!
あろうことか、一瞬で呼び戻せてしまったな。
いささか拍子抜けではあるが、これはこれで。
ドラマチックな舞台なんて、そうそう用意されてるもんでもない。
壁一枚隔てた向こう側では色々あるみたいだが、それはそれ。
文芸部が日常サイドに踏みとどまってくれて、よかったと思ってる。
そもそもが、積年の怨念をぶち撒けただけやったもんね。
そんな友達同士のちょっとしたいざこざを解決するために、
わざわざ誰ぞとのバトルを介する必要なんてない。
当人同士がちゃんと向き合う、ただそれだけでいい。
部内の揉め事は外部に持ち出さず、きっちり部室で片をつける。
素直に、正直に、率直に、仲直りできる空間。
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