
そんなわけで、バイアランカスタムがかっこよかったです。
撃てません、か。
00でもあったよなぁ、こんな感じの場面。
撃たなきゃ自分が撃たれるかもしれない。
撃てば相手を楽にしてやれるのかもしれない。
でも、撃てないんだよ。
撃たないんだよ。
それが、それこそが、「それでも」なんだよ。
怒り、哀しみ、恨み、憎しみ、どの感情にも正当性がある。
当然だ、戦争なんだから。
当然だ、人間なんだから。
しかしそれを当然のように受け入れてしまっていいのか、
そういう致し方のない動機に理解も同情も示しながら、
どうしても賛成票を投じられずにいる少年の苦しみ。
それは弱気でも臆病でも優柔不断でもなく、
周囲に渦巻く怨念の嵐に飲み込まれない意志の力。
撃つ勇気より、撃てない甘さ、人の革新とは、そこから始まるのだと思う。
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