ゴブリンが出ないと書くことなくなるんだけど、
ゴブリンが出ないとやることなくなる人もいる、
それはもちろんゴブリン退治が仕事の人だ。
武装を整えるのはゴブリン絡みの依頼に備えて、
周辺の警戒を怠らないのはゴブリンの襲撃に備えて、
自分が生きてるのはゴブリンをこの世から一匹残らず駆除するため…
そんなある意味ゴブリンに生かされてるような男が、
いつか違う人生を歩む日なんて本当に訪れるのだろうか。
勇者は魔王を倒せば晴れてお役御免だが、
小鬼殺しは小鬼を殺しても殺しても終わらない、
その命が尽きるまで続く同じ作業の繰り返し…
本人がそのことについて考えもしないから周りは悩むのだ。
いつまで経っても彼の中で自分の存在はゴブリン以下、だもんねぇ。
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